
文:キャンディス・クラウト
ハワイを拠点に活動するアーティスト、ベサニー・ジョージズは、クリエイティブメディア、エンターテインメント、テクノロジー分野で世界的に影響力を持つソニーグループ株式会社より依頼を受け、2026年ソニーオープン・イン・ハワイ公式トーナメントポスターを制作しました。 ハワイのクリエイティブコミュニティに対するソニーの継続的な支援は、地元アーティストの才能を積極的に起用し、その作品を格式高いソニーオープン・イン・ハワイの場で紹介することからも明らかです。

独自のスタイルと作品づくりへの深い情熱で知られるジョージズは、この機会に対する大きな感謝の気持ちを語っています。
「ソニーオープン・イン・ハワイのアートワーク制作の依頼を初めて受けたとき、カメア・ハーダー、キャット・リーダー、ケイト・ワズワース、メイ・ウェイト、カーク・クロカワといった、これまでに起用されてきたハワイ拠点のアーティストの皆さんと同じ、丁寧にキュレーションされたコレクションの一員として作品を制作できることに、心から感謝しました。彼らは皆、クリエイティブコミュニティの中で私が深く尊敬し、憧れている存在です」と彼女は語っています。
ジョージズの芸術的な歩みは、探究心と成長に満ちたものでした。当初は感情を表現する手段としてアートに惹かれましたが、年月を重ねる中で技法を発展させ、アクリル絵具を用いた制作や、ウィンドワード・コミュニティ・カレッジでの受講を通じて表現の幅を広げてきました。トニ・マーティンやブライス・マイヤーズといった影響力のある教授陣は、批評的な分析と創造的な遊び心のバランスを取ることの大切さを教え、彼女の制作姿勢を形づくるうえで重要な役割を果たしました。

ベン・フランクリン・クラフツでの勤務経験は、素材への理解や経済的な現実感覚を深めると同時に、同店でのワークショップ指導を通じて、作品における「シンプルさの喜び」を受け入れるきっかけとなりました。
「細部まで描き込み過ぎ、考え過ぎてしまう傾向があった私にとって、“ちょうど十分に描く”ことの中に自由を見出しました」とジョージズは、この時期を振り返って語っています。
ソニーオープン・イン・ハワイのプロジェクトにおいて、ジョージズは2025年チャンピオン、ニック・テーラーが楽園ハワイで成し遂げた記念すべき勝利の本質を捉えることに強い思いを持って取り組みました。
「私の制作プロセスでは、描く人物の個性や立ち居振る舞いをより深く理解することを大切にしています」と彼女は説明します。その準備として、テーラーのインタビューや試合のハイライト映像を徹底的に見込み、作品を通して伝える、鮮やかで感覚的な体験を思い描きました。
彼女の願いは、観る人が、心の中に描いたテーラーのゴルフスイングの一瞬とつながり、心・身体・場所――ワイアラエの豊かな自然を背景とした調和――を感じ取ってもらうことです。
ジョージズが手がけた他の印象的な壁画作品は、アロハ・ビア・カンパニー、ハワイ・キャット・カフェ、カラヘオ高校など、ハワイ各地に数多く展示されています。また、主にザ・コレクティブ・タトゥー・ショップで制作されているボディアートのデザインも、彼女の創作活動における重要な表現のひとつです。
創造性を常に磨き続けるため、ジョージズはワークショップやセミナーを通じて他のアーティストから新たな視点を積極的に取り入れ、自身のスタイルを進化させ続けています。
「内なる静けさから創造すれば、そこに必ず新たな驚きが見つかる」――この言葉は、彼女の芸術活動と自己探求を支える指針となってきました。
ハワイの人々のための壁画制作という旅の一地点から、世界中の観客に向けたソニーのアートワーク制作という次のステージへ。ジョージズのアーティストとしての歩みは、彼女が見出した“サプライズ”を宿す革新的な表現によって、ハワイ、そして世界を彩り続けています。